なんでみんなと一緒じゃなきゃいけないの?

私の娘は先天的な障害があり、発達もゆっくりです。

それでも一般の保育園に就園し、療育やリハビリを併用しながら日々集団生活を過ごしてもらっています。

 

娘は身体的にも精神的にも同学年のお友達よりもゆっくりのペースなので、時折周囲のペースについていくことが難しいことがあります。
戸惑ったり、時に上手くいかないことにイライラしたり落ち込んだり、様々な感情を感じながら過ごしているようです。

 

私自身、療育に携わる仕事をしているとよく「子どもが集団についていくことが難しいことに困っている」といった趣旨のご相談を伺うことがあります。親御様だけでなく、保育園等の先生方からも同様のご相談を受けることもあります。

 

そのようなご相談を受けた際に私が確認するようにしていることは「お子さんが集団に所属する目的が何か」と言うことです。

協調性を育むため?集団のルールを知るため?友達とのやり取りができるようになるため?

 

目的は様々あるのではないかと思います。
大切なのは、その目的を無意識に拡大したり忘れて、お子さんの現在のキャパシティ以上のものを求めていないか?と冷静になる視点であると考えています。

 

私自身、生まれてから日本の公教育の中で育ってきたので「とにかく協調性が大切」「みんな仲良く」「普通であれ」等といった考えが今でも思考の根底にあり、無意識にそれが顔を出してくることがあります。その思考に囚われていると、我が子も集団の中で足並みを乱さず穏便に過ごしてほしいと必要以上に願ってしまうことがあります。

 

でも、子どもたちはいつもとっても頑張って生きています。

言葉にはしなくても、色々なものを感じ、考え、一生懸命です。

 

その子どもの一生懸命さを見つめ、その親の心配や願いは誰のためのものなのか?と疑う視点。

それらを持って改めて今のお子さんの姿を見つめてみると違った気づきがあるのではないかと思います。

 

でもそれって結構難しかったりするので、お子さんが集団に馴染めないことで不安を感じていらっしゃる方は是非ご相談くださいね。

 

カウンセリングのお申込みは こちら
カウンセラー自己紹介は こちら
お問い合わせもお気軽にどうぞ

投稿者プロフィール

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
思いのままにつづっています。お知らせも色々。
是非ご覧になってくださいね。

コメントはお気軽にどうぞ