“回避”の心理から一歩踏みだすヒント
少し前に「動けないのはサボりじゃない?“回避”という心のメカニズム」という記事を書きました。
そこでは「回避という心の働きがある」ということをお伝えしましたが、今日はその回避とどのように付き合っていけばいいのかを考えてみます。
回避の特徴は「やらなきゃ」と思うほど身体が動かなくなること。
宿題を後回しにする子どもや、大事なメールをひらけない大人も、みんな同じ仕組みで動けなくなっています。
頭では必要とわかっていても、不安や失敗のイメージが心を縛っているのです。
では、どうすればいいのでしょうか?
鍵になるのは“全部やろうとしないこと”です。
例えば「部屋を片付ける」がハードルなら「床にある一つだけ片付ける」と小さく区切ることで回避の力が弱まります。
また「避けている自分を責めない」ことも大切です。
責めるほど行動は更に止まってしまうからです。
回避は私たちの自然な反応。
でも避けっぱなしではなく「ほんの一歩」を踏み出す工夫を重ねることで、行動できるじぶんに近づいていけます。小さな一歩を応援しています。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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