“食べる”は、私を満たす旅
平野紗季子さんの『ショートケーキは背中から』を読みました。
食と記憶を印象的な言葉で描くこの本は、読んでいるだけで香りや質感まで鮮明に想像でき、「このお店に行ってみたい」「これを食べてみたい」と思わずつぶやいてしまうほど。(実際にオーザックはどうしても食べたくなりスーパーをハシゴして見つけ出しました)
私はもともと食べることが大好きで、出産前は外食や旅先のごはんを目的に出かけることもしばしばでした。
けれど、子どもが生まれてからは、家で夫と一緒に料理をしたり作ってもらったりする時間に幸せを感じるようになりました。
“外で味わう楽しさ”から、“誰かと作る温かさ”へ。
食を通して感じる喜びの形が少しずつ変わっていったのだと思います。
そんな私にこの本は、もう一度“食の旅”をしたいという気持ちを思い出させてくれました。
どこかへ出かけておいしいものを食べることも、台所で工夫して作る一皿も、どちらも等しく「生きる楽しみ」。
そして“食べる”という行為は心と体の両方を満たす、小さなセルフケアなのだと改めて感じました。
忙しい日々の中でも、食を楽しみたいと思い続けている自分を、少し誇らしく感じています。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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