「よく分からない何か」と共に生きるということ
何だかよく分からないものに、ずっと追われているような気持ちで生きてきた——
そんな感覚を抱いたことのある人は、多いのではないでしょうか。
「もっと頑張らなきゃ」
「失敗したらいけない」
「人に迷惑をかけたくない」
頭では分かっていても、心の奥でいつも誰かに見張られているような、そんな気がして落ち着かない。
私自身も長い間、その“よく分からない何か”に追われていました。
心理学では、こうした「よく分からない何か」はしばしば内なる批判者(inner critic)と呼ばれます。
それは他人ではなく、自分の中にある“評価する声”。
私たちはその声に気づかないまま従ってしまい、気づけば心も身体も常に緊張していることがあります。
今の私は、誰にどう思われるかではなく、自分の心と身体に耳を傾けながら行動を決められるようになってきて、それがとても豊かで幸せなことだと感じています。
でも、あの“よく分からない何か”は、たぶん今も私の中に居ます。
でも、もう無理に追い出そうとは思いません。
きっとそれも、私を守ろうとしてくれていた一部だったのだと思うから。
以前よりも、その存在と上手く共存できるようになった今、少し肩の力が抜けて、呼吸が深くなりました。
「ちゃんとしなきゃ」ではなく、「今の私で大丈夫」と思えるようになったこと。
それが、何よりの変化かもしれません。
あなたも、もし“よく分からない何か”に追われ、苦しんでいるのなら、一度お話に来ませんか?
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
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