子どもの習い事を選ぶときに大切にしていること
小野 綾子私が子どもの習い事を選ぶ時に何より大切にしているのは、教えてくださる先生の人柄です。
まだ幼い子どもにとって「社会を信頼できる」という感覚を育むことは、とても大切だと感じています。
上手くいかない日があっても、困難にぶつかっても、励まし寄り添ってくれる大人が世の中にはちゃんといる。その経験が、子どもの心の土台になるのではないかと思うのです。
そのため体験レッスンなどに参加するときは、先生と直接お話しする機会があれば、私が大切にしている考えも丁寧にお伝えしています。我が家の場合、そうして選んだ習い事は、どれも無理なく楽しく継続できています。
もちろん、お月謝を払っている以上「せっかくなら上達してほしい」という気持ちが全くないわけではありません。でも私は「好きこそものの上手なれ」という言葉を信じています。安心して取り組める環境があってこそ、自然と伸びていく力があると思うからです。
「社会の荒波に揉まれた方が成長する」という意見も耳にしますし、それで大きく成長したお子さんも実際に見てきました。しかし同時に、荒波に揉まれすぎた結果、社会から距離を置かざるを得なくなったお子さんも見てきました。
私は、荒波はわざわざ与えなくても、人生の中で必ずやってくるものだと考えています。そのときに自分の力で乗り越えられる強さを育むには、日々の信頼と優しさが欠かせないのではないでしょうか。
これはあくまで私の一つの考え方ですし、ご家庭によって大切にされる価値観はさまざまだと思います。ただ、よくご質問いただく内容でもあるので、今日は改めて言葉にしてみました。
あなたが、あなたらしくいられますように
- くれたけ心理相談室（川崎支部）心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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