話が噛み合わないと感じたときに、自宅でできる3つの工夫
パートナーと話をしていて、「なんだか噛み合わないな」と感じる瞬間は、特別なことではありません。
大きな喧嘩でなくても、日常の何気ない会話の中で、少しずつ積み重なっていくこともあります。
前回のブログでは、「話している次元(チャンク)の違い」がすれ違いの一因になることについて触れました。
今回は、そう感じたときに自宅で無理なく実践できることをいくつかご紹介します。
①「正解探し」をいったん脇に置く
話し合いをしていると、つい
「どちらが正しいのか」
「どうすれば解決するのか」
を急ぎたくなることがあります。
けれど、話が噛み合っていないときは、そもそも見ている景色が違っていることが多いものです。
そんなときは、「解決しよう」とする前に、
「今、相手はどんな視点で話しているのかな」
と自分に問いかけてみてください。
正解を出すことよりも、理解しようとする姿勢が、結果的に会話を前に進めてくれることがあります。
② 相手の話を「要約して返す」
相手の話を聞いたあとに、すぐ自分の意見を返すのではなく、
「つまり、〇〇ということかな?」
と一度要約して返してみるのもおすすめです。
このときのポイントは、賛成・反対を入れないこと。
「あなたの話、こう受け取ったよ」という確認だけで十分です。
要約されることで、
「ちゃんと聞いてもらえた」
と感じる方は少なくありませんし、話している本人も、自分の考えを整理しやすくなります。
③ 話すタイミングを“選ぶ”という選択
意外と見落とされがちなのが、話すタイミングです。
疲れているとき、時間に追われているとき、感情が高ぶっているとき。
その状態で「大事な話」をしようとすると、噛み合わなさは増してしまいます。
「今はこの話をするタイミングじゃないかもしれない」
そう気づけることも、立派なコミュニケーションです。
落ち着いて話せそうな時間を、意識的に選んでみてください。
完璧を目指さなくていい
これらは、どれも特別なスキルではありません。
毎回うまくできなくても大丈夫です。
大切なのは、「相手を変えよう」とすることよりも、
自分の関わり方を少し調整してみること。
それだけでも、会話の空気が変わることは十分にあります。
それでも難しさを感じるときには、第三者の視点を借りることも、一つの選択肢です。
お二人の思いを整理しながら、安心して話せる場をつくるお手伝いができればと思っています。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
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