家族にキツく当たってしまう自分を変えたいなら
「つい家族にきつい言葉を使ってしまって…」
カウンセリングの中で、そんなふうに自分を責めながら話してくださる方は少なくありません。
本当は優しくしたい。穏やかに関わりたい。
それなのに、口から出てくる言葉が思っていたものと違って、あとから自己嫌悪になる。
その苦しさは、とてもよく分かります。
余裕がないとき、人は短い言葉を使いがちです。
命令のようになったり、問い詰めるような口調になったり。
それは相手を傷つけたいからではなく、これ以上自分が持たないというサインでもあります。
家族だからこそ、言葉のクッションを省いてしまうこともあります。
一番近い存在に、いちばん余裕のなさが出てしまう。
それは珍しいことでも、ダメなことでもありません。
少し立ち止まってみてほしいのは、家族に向けた言葉よりも、その前に自分にかけている言葉です。
「ちゃんとしなきゃ」「これくらいで疲れている場合じゃない」
そんな声が内側で強くなっていると、外に出る言葉も自然と荒れてしまいます。
無理に優しい言葉を使おうとしなくて大丈夫です。
ただ、「今の私は余裕があるかな」と気づいてあげる。
それだけで、その日はもう十分です。
まずは自分に対して優しい言葉を使ってみましょ。
自分を大切にしてこそ、誰かを心から大切にできるのではないでしょうか。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
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