私が選挙に行く理由
選挙の時期になると、
政治の話題はどこか扱いづらいものになりがちです。
誰に投票するのか。
どの考えが正しいのか。
でも今日は、そういう話ではなくて、
「私が何を大切にして生きているのか」という視点から、
選挙について書いてみようと思います。
これまで私は、
カウンセラーとして、
また障害福祉の仕事に携わる中で、
社会の中では「少数派」や「弱者」と呼ばれる立場の人たちと関わってきました。
そして今は、障害のある子どもの母でもあります。
仕事としても、生活者としても、
声を上げにくい立場にいる人たちの現実を、
すぐそばで見てきたつもりです。
私の目から見ると、
今の社会では、少数派や弱者と呼ばれる人たちが、
ときに見落とされたり、
まるで「存在しないもの」のように扱われてしまう場面があります。
制度やルールがあっても、
現実の暮らしにはうまく合っていなかったり、
「想定外」としてこぼれ落ちてしまったり。
それは、誰かが悪意を持って排除している、
というよりも
その実態や困りごとが、十分に知られていない
という側面も大きいのではないかと感じています。
社会のルールを作る側にいる人たちが、
少数派や弱者の現実を、
日常として知る機会は、そう多くありません。
だからこそ私は、選挙に行きます。
一票の力は、確かに僅かなものかもしれません。
それでも、
「ここに一人の人間がいる」
「この立場から社会を見ている人がいる」
ということを、伝えたいと思うのです。
カウンセラーという仕事をしていると、
「中立であること」を求められる場面も多くあります。
確かに、判断や価値観を押し付けることはしません。
でもそれは、
私自身が何も大切にしていない、ということとは違います。
私は、
声が小さくても、
うまく言葉にできなくても、
確かにそこにある思いや暮らしに、
目を向けたい。
その価値観は、
仕事の中だけでなく、
社会を見るときにも、私の中にあります。
選挙のたびに、私は自分に問いかけます。
「今の私にとって、大切なものは何だろう?」
それを確認する時間を持てること。
それが、私にとっての選挙の価値です。
正解を選ぶためではなく、
誰かと同じ答えを出すためでもなく。
自分がどんな社会を願っているのかを、
静かに見つめ直すために。
この考えに共感する人もいれば、
違う感じ方をする人もいると思います。
それでいいのだと思っています。
ただ、
もしあなたが投票所に向かうとき、
「私は何を大切にしたいんだろう?」
と一度立ち止まって考えてみたとしたら。
その時間自体が、
きっとあなた自身を大切にすることにもつながるはずです。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
-
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
思いのままにつづっています。お知らせも色々。
是非ご覧になってくださいね。
最新の記事
子育て2026年2月9日その感情、今の出来事だけが原因じゃないかもしれません
私のこと2026年2月8日私が選挙に行く理由
心理カウンセリング2026年2月7日カウンセリングでフォーカシングを行うということ 〜一人で頑張らなくていい理由〜
心理カウンセリング2026年2月6日ありのままを見るために 〜フォーカシングというやさしい入り口〜


