その感情、今の出来事だけが原因じゃないかもしれません
「また言いすぎちゃった…」
「どうしてあんな言い方をしてしまったんだろう」
子どもを叱ったあと、
胸の奥がぎゅっと苦しくなって、後悔が押し寄せてくる。
そんな経験はありませんか。
子どものことは大切で、愛している。
本当は怒りたいわけじゃない。
それなのに、なぜか子どもに対してだけ感情が強く出てしまう。
カウンセリングで、この相談はとても多く聞かれます。
話を丁寧に聞いていくと、
今の出来事だけでは説明できないほど、
感情が大きく揺れていることがあります。
たとえば
・言うことを聞かない
・何度言っても同じことを繰り返す
・ふてくされた態度をとる
その瞬間、頭では「子どもだし仕方ない」と分かっているのに、
心や身体が先に反応してしまう。
こうしたとき、
今の怒りの背景に、自分自身の過去の体験が関係していることがあります。
子どもの頃、
我慢することが当たり前だった
気持ちを聞いてもらえなかった
叱られることでしか関心を向けてもらえなかった
そんな体験の中で、
感じきれなかった感情が、
心の奥に残っていることがあるのです。
そして、わが子の姿が、
無意識のうちに過去の自分を重ねる存在になったとき、
その感情が一気に噴き出してしまう。
ここで大切なのは、
「私は母親失格だ」と責めることではありません。
むしろ、
叱ったあとに後悔できること自体が、
あなたが子どもを大切に思っている証なのではないかと私は思います。
感情は、あなたを困らせる敵ではなく、
「ここに、まだ癒されていない部分があるよ」
と教えてくれるサイン。
同じことを繰り返さないために必要なのは、
怒らないように頑張ることではなく、
自分の中にある過去の感情に気づいてあげること。
今の子どもと向き合いながら、
同時に、かつての自分の気持ちにも目を向けていく。
それができるようになると、
感情の出方は、少しずつ変わっていきます。
もし、
「この繰り返しから抜け出したい」
「子どもに当たってしまう自分がつらい」
そんな思いがあるなら、
一人で抱え込まなくて大丈夫です。
あなたと、あなたの中にいる“過去のあなた”の両方に、
丁寧に向き合っていくことも、
カウンセリングでできることの一つです。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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