セカンドオピニオン
こんにちは。心理カウンセラーの小野綾子です。
これまで何度かブログに書いてきましたが、私の娘は難病児で元医療的ケア児です。
2歳になるまでのほとんどの時間を病院の中で過ごしてきました。
度重なる手術や治療を続ける中で、私たち家族は一度セカンドオピニオンを受けたことがあります。
セカンドオピニオンとは今かかっている医療機関とは別の医療機関に対して治療方針などについて意見を仰ぐことを言います。
セカンドオピニオンに対して「主治医の方針に異を唱える」といった後ろ向きな印象を持つ方も多いのではないかと思います。
私もそうでした。
先生方は懸命に娘の治療にあたってくださっているし感謝している。
でも病気がなかなか良くならない。
もしかして別の病院にかかったら治るのでは???
長く治療を受ける中でそのような考えが沸々と湧いてきたのです。
「後悔はしたくない」
ある日、その一心で私は娘の主治医にセカンドオピニオンを検討していることを伝えました。
すると主治医は「それは素晴らしいですね。是非受けてみてください」と返答してくださいました。
それからとんとん拍子に話は進み、翌月には娘の病気の症例数の多い隣県の病院にセカンドオピニオンを受けに行くことになったのです。
我が家の場合、セカンドオピニオン先の病院でも治療方針は概ね変わらないという結果でした。この結果を受け私たちは今の主治医の下での治療継続を決断したのです。
結果的に状況は変わりませんでしたが、セカンドオピニオンを受けたことで心境は大きく変化しました。
「もしかしたら間違っていたのかも」「もっと良い病院があるのかも」
そういった懐疑的な気持ちが払しょくされたからです。
主治医を信じ、時には意見し、相談できる。
難病児(医療的ケア児)の子育てにおいて、これらはとても大切な要素であると感じています。
相手はプロですから、素人が意見したりすることは簡単なことではないかも知れません。
でも疑問に思ったことは素直に質問してもいい。
自分が理解し、納得できるまで何度でも。
私はお子さんやご家族の病気を支えるご家族のことを心から応援しています。
今日もご覧くださりありがとうございました。
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