夫婦の会話に潜む“心のフィルター”
先日、夫が私の顔を見て「疲れた顔してるな」と言いました。
その瞬間、私は「悪かったね」と不機嫌に返してしまいました。
すると夫は驚いて「え、だって一日中仕事してたら疲れた顔にもなるだろ」と言うのです。
その言葉で私はハッとしました。夫はただ“見たまま”を口にしただけ。けれど私は「批判された」と受け取っていたのです。
人との会話では、言った側と受け取った側の間にすれ違いがよく生まれます。
- 言った側は「ただの感想」
- 受け取った側は「否定や評価」
このズレが積み重なると、何気ない会話もぎくしゃくしてしまいます。
私自身、疲れているときほど心のフィルターがネガティブになり、言葉を“トゲのあるもの”に変換してしまうと気づきました。
「疲れてるね」=「ダメだね」
「大変そうだね」=「できてないね」
そんなふうに、実際には言われていない意味を勝手に足してしまうのです。
そこで私は夫に「じゃあ、疲れた顔してても好き?」と聞いてみました。
夫は笑って受け流しましたが、空気が和みました。ユーモアを交えると気持ちも軽くなりますね。
日常の小さなやり取りの中に、受け取り方次第で心が楽になるヒントが隠れているのかもしれません。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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