2025年の感謝を込めて(#265)
今年も、多くの方とのご縁をいただいた一年でした。
この場を借りて、まずは心からの感謝をお伝えしたいと思います。
振り返ってみると、今年もっとも多くご依頼をいただいたのは「個人カウンセリング」でした。
その中でも印象深かったのが、カップルカウンセリングをきっかけに、個人的な課題に向き合う時間へと進まれる方が多かったことです。
パートナーとの関係に悩む中で、
「自分は何に反応していたのだろう」
「これまで、どんなふうに頑張ってきたのだろう」
そんな問いを、ご自身に向けていかれる姿に、何度も立ち会わせていただきました。
大切な関係を守ろうとする気持ちが、自己理解や自己回復へとつながっていく過程は、私にとっても学びの多い時間でした。
また、カップルカウンセリングそのもののご相談も数多くお受けしました。
ご夫婦やカップルが、それぞれの思いや立場を少しずつ言葉にし、「分かり合える感覚」を取り戻していくプロセスに伴走できたことを、ありがたく感じています。
関係改善の一助になれていたとしたら、とても嬉しく思います。
学生さんのカウンセリングや、コラージュセラピーをはじめとした各種セラピーについても、既存の相談者さまを中心に多くのご希望をいただきました。
言葉だけでは整理しきれない気持ちを、表現や感覚を通して扱う時間が、思いのほか安心感につながったという声をいただくたびに、支援のかたちは一つではないのだと、改めて感じています。
こうして一年を振り返ると、
どんなご相談であっても、その背景には必ず「家族」や「身近な関係性」がありました。
個人の心に丁寧に向き合うことが、結果として家族全体の安心や、関係性の安定につながっていく…
その積み重ねを実感した一年だったように思います。
来年は、「家族支援」により一層力を入れていきたいと考えています。
私自身が名乗っている「家族のかかりつけカウンセラー」という言葉を、肩書きとしてではなく、関わりの中で体現していけたらと思っています。
何か大きな問題が起きた時だけでなく、
「これって相談した方がいいのかな」
「まだ言葉にならないけれど、少し気になっている」
そんな段階でも思い出してもらえる存在でありたい。
今年関わらせていただいたすべての方へ、心からの感謝を込めて。
そして来年も、それぞれのご家庭、その時々の状態に合わせた“ちょうどいい距離感”で、そっと伴走していけたらと思っています。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
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