「分かってほしい」が強くなるとき、心の中で起きていること

「どうして分かってくれないんだろう」

そんな気持ちが強くなるときって、ありませんか?

ちゃんと伝えているつもりなのに、伝わらない。
むしろ、話せば話すほどすれ違っていくように感じる。

気がつくと、

「分かってほしい」気持ちがどんどん大きくなって、
苦しさに変わっていくこともあります。

この“分かってほしい”という気持ち、
これはとても自然なものです。

人は誰でも、

「自分のことを分かってもらえた」と感じることで、
安心したり、満たされたりするからです。

でも、

この気持ちが強くなりすぎてしまうと、

相手の反応ひとつひとつに敏感になったり、
「分かってくれない=大切にされていない」と感じてしまったりすることもあります。

そうなると、

本当は関係をよくしたいはずなのに、
逆に距離が広がってしまうこともあるんですよね。

ここで少しだけ、別の視点を持ってみたいのですが、

その「分かってほしい」という気持ちは、
“今の相手だけ”に向いているものではないかもしれません。

たとえばこれまでに、

・気持ちを受け止めてもらえなかった経験
・我慢することが当たり前だった環境
・「分かってほしい」と言えなかった過去

そんな積み重ねがあると、

今の関係の中で、その気持ちが強く表に出てくることがあります。

つまり、

今感じている強さは、
これまでの自分の歴史ともつながっていることがある、ということです。

だからといって、

「相手に求めてはいけない」ということではありません。

大切なのは、

その気持ちを“なかったことにしないこと”と、
“相手に全部を背負わせすぎないこと”

たとえば、

「分かってほしい」と感じている自分に気づいたとき、

「私、今すごく分かってほしいんだな」
と一度自分で受け止めてみる。

それだけでも、

気持ちの向き方が少し変わることがあります。

その上で、

「私はこう感じてる」と伝えていく。

“分かってもらうこと”をゴールにするのではなく、

“自分の気持ちを大切に扱うこと”も
同じくらい大事にしてみる。

そうしていくことで、

関係の中での苦しさが、少しずつ変わっていくこともあります。

「分かってほしい」と思うあなたは、

それだけ人とのつながりを大切にしている人なのだと思います。

その気持ちごと、大切にしながら、
少しずつ扱い方を整えていけたらいいですね。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
思いのままにつづっています。お知らせも色々。
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