使いきれないほどのやさしさ(後編)

昨日の記事の後編です。

使いきれないほどのやさしさ(前編)

そんな母が、こっそり楽しんでいたのが、季節の切手を集めることでした。 綺麗に並べられた切手。 使いきれないほどの数があるのに、それでも少しずつ集めていた母。 私…

何気ないものに心が動いたとき、
その奥には「大切にしている誰か」がいることがあります。

そしてもうひとつ。
そこには、「かつての自分」もいるのかもしれません。

母のことを思い出したとき、同時に浮かんでいたのは、
あの頃の私でした。

母から切手を分けてもらって、どこか嬉しかった私。
大切にしているものを、少し分けてもらえたような、
そんな温かい気持ちを抱えていた私。

今の私は、そんな記憶を思い出しながら、
「大切にされていた時間」に触れているのだと思います。

インナーチャイルドという言葉を聞くと、
傷ついた記憶や癒しの必要な部分に意識が向きがちですが、

こうして、満たされていた記憶や、
大切にされていた感覚もまた、
今の自分を支えてくれている大事な一部です。

ふと心が動いた瞬間は、
過去のどこかにいる自分からのサインかもしれません。

そのときに浮かんできた人や、感情や、風景を、
少しだけ丁寧に見つめてみる。

そこにはきっと、
今の自分をやわらかく支えてくれる何かがあるはずです。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
思いのままにつづっています。お知らせも色々。
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