語彙力
私は、言葉を知ることが好きです。
「語彙が豊富でありたい」と思っています。
それは、難しい言葉をたくさん知っていたいから、というわけではありません。
言葉をたくさん知っていることで、人や物事を、もう少し細やかに見られるような気がするからです。
例えば、誰かのことを形容するとき。
「あの人は、すごい人だよね。」
それだけでも、もちろん意味は伝わります。
でも、その「すごい」は、いったい何がどうすごいのでしょう。
しなやかな人なのかもしれない。
思慮深い人なのかもしれない。
包容力のある人なのかもしれない。
愛嬌のある人なのかもしれない。
洞察力に長けている人なのかもしれない。
あるいは、誠実さや行動力、ユーモア、懐の深さなのかもしれない。
「すごい」という一言でまとめてしまえば、それで終わります。
でも、自分の中にある「すごい」を、もっと細かく言葉にしてみる。
すると、その人のどこに心を動かされたのかが、少しずつ見えてくる気がします。
これは、人を理解するときにも同じなのではないでしょうか。
「なんとなく嫌だ。」
「なんとなく嬉しい。」
「なんとなく好き。」
そんな感覚も、言葉を探してみることで、
「私は、この人のこういうところに安心するんだ。」
「私は、ここに違和感を覚えていたんだ。」
と、自分の気持ちが少しずつ輪郭を持ちはじめることがあります。
言葉は、ただ気持ちを伝えるための道具ではなくて、自分の中にあるものを見つけるための道具でもあるのかもしれません。
だから私は、言葉を知ることが好きです。
新しい言葉を知るたびに、今まで「なんとなく」としか捉えられなかったものを、もう少し細やかに見られるようになる。
誰かのことを、もう少し深く知ることができる。
自分自身の気持ちも、もう少し丁寧に扱えるようになる。
そんなところが、言葉の面白さなのだと思います。
これからもたくさんの言葉に出会っていきたい。
そして、目の前にいる人や、自分自身のことを、できるだけ「すごい」「嫌だ」「嬉しい」だけで終わらせず、
「何が、どうして、そう感じるのだろう」
と、もう一歩深く言葉にできる人でありたいと思っています。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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