『ちゃんと』の呪縛 ― その『ちゃんと』は、誰のためですか?
「ちゃんとしなきゃ。」
この言葉、皆さんも一度は心の中でつぶやいたことがあるのではないでしょうか。
ちゃんと仕事をしなきゃ。
ちゃんと子育てしなきゃ。
ちゃんと家事をしなきゃ。
ちゃんと人付き合いをしなきゃ。
私自身も、この「ちゃんと」に支えられてきた一人です。
そして気が付くと、家族に対しても、
「ちゃんと〇〇しようね。」
なんて声を掛けていることがあります。
でも、一番たくさん「ちゃんと」を言っている相手は、きっと自分自身なのかもしれません。
もちろん、「ちゃんと」が悪いわけではありません。
そのおかげで約束を守れたり、仕事が成り立ったり、家族との生活が円滑に回ったり。
私たちの毎日は、「ちゃんと」に支えられている部分もたくさんあります。
だから、「ちゃんと」をなくそうとは思いません。
ただ、その「ちゃんと」が自分を苦しめていると感じる時には、一度こんな問いを投げかけてみてもいいのではないでしょうか。
「私は、何のためにちゃんとしようとしているんだろう。」
「誰のための"ちゃんと"なんだろう。」
自分が本当に大切にしたいもののための「ちゃんと」なら、それはきっと意味のある頑張りです。
でも、誰かにどう思われるかが怖くて続けているだけだったり、もう理由も分からないまま習慣になっていたりするのなら…。
その「ちゃんと」は、少し手放してもいいのかもしれません。
「ちゃんと」の呪縛から少し自由になれると、不思議と心に余白が生まれます。
その余白があるからこそ、大切な人に優しくなれたり、自分自身にも優しくなれたりすることがあります。
「ちゃんと」は、自分を縛るための言葉ではなく、自分らしく生きるための道具であってほしい。
そんなことを、最近よく考えています。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
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