“ゆとりがない”と感じるとき、心の中で起きていること

「時間に余裕がないと、なんだか気持ちまで落ち着かなくなる」

そんな感覚を持ったことはないでしょうか。

前回のブログでは、私自身が心掛けている「無理のない時間設計」についてお話ししました。
今回はもう少し踏み込んで、“そもそもなぜゆとりがなくなると苦しくなるのか”という心の動きについて書いてみたいと思います。

私たちは、先の見通しが立たないときや、予測できないことが増えたときに、不安を感じやすくなります。

たとえば、時間ギリギリの行動。
電車に間に合うか分からない、約束に遅れるかもしれない。

そんな状況では、「どうなるか分からない」という感覚が強くなり、心も自然と緊張状態になります。

つまり、“ゆとりがない”と感じているとき、
実際には「時間がない」というよりも、“コントロールできない感覚”が強くなっていることが多いのです。

さらに、その感覚の背景には、これまでの体験が影響していることもあります。

過去に遅刻してしまって気まずい思いをしたこと。
うまくいかなかった経験や、焦って失敗した記憶。

そうした出来事があると、「また同じことが起きたらどうしよう」という思いが無意識に働き、より一層不安や焦りを感じやすくなります。

だからこそ大切なのは、単に時間の使い方を工夫することだけではありません。

自分にとって「どんな状態だと安心できるのか」を知ること。
そして、その安心を少しでも感じられるように、日常の中で整えていくこと。

前回書いたような、少し早めに行動することも、そのひとつです。

ゆとりは、「時間がたくさんあること」から生まれるわけではなく、
「大丈夫」と思える感覚から生まれてくるものなのかもしれません。

クライエントさんとお話しする中でも、
こうした“安心できる条件”を一緒に見つけていくことを大切にしています。

自分にとってのゆとりは、どんなときに感じられるのか。
そのヒントを、日常の中で少しずつ見つけていけたらいいですね。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
思いのままにつづっています。お知らせも色々。
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