家族のカウンセリングはできない
カウンセラーには、「二重関係(多重関係)の禁止」という原則があります。
簡単に言うと、カウンセラーとクライエント以外の関係を同時に持つことは避けましょう、というもの。
なので、家族にカウンセリングをすることはできません。
……と、頭ではもちろん分かっています。
でも最近、「あぁ、やっぱり家族のカウンセリングはできないなぁ」と、改めて実感する出来事がありました。
夫が、仕事で困っていることや、大変だと思っていることを話してくれることがあります。
もしこれがカウンセリングの場だったら、
「なるほど、今一番困っていることは何でしょう?」
と話を聞きながら、主訴を見極めて、状況を整理して、必要であれば目標を一緒に考えて……。
そんなふうに、落ち着いて話を聞いていくところです。
ところが。
夫の話となると、そんなに冷静に聞いていられません。笑
「それは大変じゃん!」
と心配になるし、
「そんなこと言われたら悲しいよね……」
と悲しくもなる。
時には、
「いや、それは腹立つ!!」
と私まで腹が立つ。
そして最終的には、
「もうそんな仕事、辞めちゃえばいいじゃん!」
と思ったりもする。
……いや、待て。
夫が仕事を辞めたら、家族の生活にも当然影響がある。
じゃあ簡単に「辞めちゃえ!」とも言えない。
そもそも本人はどうしたいんだ?
でも、私としては心配だし……。
いやいや、でもそれは夫自身が決めることで……。
などなど。
もう、雑念が山ほど。笑
カウンセリングどころではありません。
そうなんです。
関係性が近すぎるんですよね。
相手の話を「その人の話」として少し距離を取って聞くことが、家族相手だと難しい。
夫の話を聞いている私の中には、「カウンセラー」以外にも「妻」がいて、「家族の生活を考える人」もいて、「夫に元気でいてほしい人」もいる。
そりゃあ、いろいろ混ざります。笑
だから、カウンセラーには二重関係を避けるという原則があるんだなぁ、と身をもって感じます。
そして同時に、
「家族にカウンセリングができなくて、いいんだな」
とも思います。
家族の話を聞く時くらい、カウンセラーじゃなくていい。
心配したり、怒ったり、悲しくなったり、「もう辞めちゃえ!」と思ったり。
そんな雑念だらけの私でいい。
もちろん、夫婦で話し合う時には、私なりに冷静でいようとはしますけどね。笑
でも、家族にはカウンセラーとしてではなく、家族として関わる。
それでいいんだと思っています。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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