変わりたいのに変われないのは、意志が弱いから?

「変わりたい。」

そう思っているのに、なかなか一歩を踏み出せない。

新しいことを始めても、結局元の生活に戻ってしまう。

そんな経験はありませんか?

もちろん、人それぞれ理由はさまざまです。

でも、その背景には「変化に抵抗を感じることは、人として自然なこと」という側面もあるように思います。

人間には、「ホメオスタシス(恒常性)」という仕組みがあります。

これは、体温や血圧、血糖値など、体の状態を一定に保とうとする働きのことです。

この仕組みがあるからこそ、私たちは暑い日も寒い日も体温を保ち、健康を維持することができます。

ホメオスタシスは、生きていくために欠かせない、とても大切な仕組みなのです。

一方で、心や行動にも、慣れ親しんだ状態を維持しようとするような傾向が見られることがあります。

例えば、新しい習慣を始めようとしたり、生活を変えようとしたりすると、なんとなく落ち着かなかったり、「やっぱりやめようかな」と思ったりすることがあります。

それは、意志が弱いからとは限りません。

人として、ごく自然な反応の一つなのかもしれません。

だからといって、「人は変われない」ということではありません。

私たちには、変化に抵抗する力だけでなく、新しい環境や習慣に少しずつ適応していく力も備わっています。

最初は違和感があったことでも、続けていくうちに、それが当たり前になっていくことがあります。

だから私は、大きく変わろうとしなくてもいいと思っています。

今日できる小さな一歩を積み重ねていく。

その一歩が少しずつ日常になり、やがて新しい「当たり前」になっていくのです。

変わりたいのに変われない。

そんな自分を責める必要はありません。

変化に戸惑うのは、人として自然なこと。

だからこそ焦らず、小さな一歩を大切にしながら、自分のペースで歩んでいけたらいいですね。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
日常の中で感じたこと、カウンセラーとしての想いなど
思いのままにつづっています。お知らせも色々。
是非ご覧になってくださいね。

コメントはお気軽にどうぞ