夏休みに子どもと育む「原体験」

夏休みも後半戦。

子どもたちは、どんな夏を過ごしているでしょうか。

夏休みというと、海外旅行に行ったり、普段はできないような特別な体験をしたり。

そんな「一生の思い出になるような経験」を思い浮かべることもあるかもしれません。

でも、私は「原体験」って、必ずしもそんな大きな出来事ではないと思っています。

例えば、夏休みになると毎日のように庭でビニールプールに入っていたこと。

普段なら寝る時間なのに、少しだけ夜更かしをして、親と一緒に夜の時間を過ごしたこと。

みんなで食べたスイカの味。

夕方になってもまだ明るい空。

汗だくになりながら遊んだこと。

そんな、一見すると何でもないような日常の一コマが、大人になったときにふと蘇ることがあります。

そして、その記憶が、思いがけず自分の心を支えてくれることもあるのではないでしょうか。

「自分は大切にされていた。」

「自分は愛されていた。」

そんな感覚を、子どもの頃の経験を通して心のどこかに持っていること。

それは、大人になってからも自分を支える力になることがあると思います。

私自身も、親から大切に育ててもらったという感覚があります。

もちろん、いつも楽しいことばかりだったわけではありません。

それでも、振り返ったときに「私は愛されていた」と思えること。

その感覚が、今の私を支えている部分は確かにあると思っています。

だから、子どもに「特別な夏休みを過ごさせてあげなくちゃ」と頑張りすぎなくてもいいのかもしれません。

一緒にご飯を食べる。

くだらないことで笑う。

いつもより少しだけ夜更かしする。

暑いねと言いながらアイスを食べる。

そんな何気ない時間の中にも、親子の心が通う瞬間はたくさんあります。

夏休みも後半戦。

どこか遠くへ出かけなくても、特別なことをしなくても大丈夫。

今年の夏の日常の中に、いつか子どもの心をそっと支えてくれるような「原体験」を、いくつか散りばめてあげられたらいいですね。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
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