大切にされなくてもいい人なんていない

自分のことを大切にしてくれない人と一緒にいるのは、とても辛いことです。

家族、パートナー、友人、職場の人間関係。

本来なら安心できるはずの相手から大切に扱われない時、人は少しずつ心を痛めていきます。

カウンセリングでも、ご家族との関係に悩みながら来談される方がいらっしゃいます。

お話を伺っていると、

「私にも悪いところがありますし……」

「こんな扱いをされても仕方ないんです」

「私がもっと頑張ればいいだけなので」

そんな言葉を耳にすることがあります。

もちろん、人間関係において一方だけが悪いということは少ないでしょう。

自分自身を振り返ることも大切です。

けれど私は、その方々のお話を聞きながら時々思うのです。

本当にそんなふうに自分を責めなくてはいけないのでしょうか、と。

私は、人と人との関係において「大切にされなくてもいい人」なんていないと思っています。

年齢も性別も関係ありません。

どんな立場の人であっても、尊重されること、大切に扱われることを望んでいいはずです。

もちろん、すべての人と仲良くしなければならないという話ではありません。

相性が合わないこともありますし、距離を置いた方が良い関係もあります。

それでも、

見下されること。

傷つけられること。

存在を軽く扱われること。

そうしたことを「仕方がない」と受け入れ続ける必要はないと思うのです。

長い間そのような環境にいると、不思議なことにそれが当たり前になってしまうことがあります。

「私はこの程度の扱いで十分なんだ」

「大切にされなくても仕方がない」

そんなふうに思うようになってしまうのです。

でも、本当にそうでしょうか。

もし同じ話を大切な友人やお子さんがしていたら、あなたは何と言うでしょう。

「そんな扱いを受けても仕方ないよね」

と言うでしょうか。

きっと違うのではないかと思います。

「そんなふうに扱われるのは辛かったね」

「もっと大切にされていいんだよ」

そう伝えたくなるのではないでしょうか。

自分に向ける言葉だけが、なぜか厳しくなってしまうことがあります。

だからこそ時々立ち止まって考えてみてほしいのです。

私は自分自身を大切に扱えているだろうか。

そして、自分のことを大切にしてくれる人たちとの関係を大事にできているだろうか、と。

大切にされなくてもいい人なんていません。

もちろん、あなたもその一人です。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
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