がっかりは減ったのではなく、重心が変わったのかもしれない
ここまで、「がっかりすること」が減った時代と、小さながっかりが教えてくれていたことについて書いてきました。
そして最近、私はこんなことを考えています。
もしかすると、がっかりが減ったのではなく、重心が変わったのではないだろうか、と。
昔に比べると、私たちは多くの失敗を事前に避けられるようになりました。
レビューを見てお店を選ぶこともできますし、商品の評価もすぐに調べられます。
日常の小さながっかりは確かに減ったのかもしれません。
けれども、人が抱える悩みそのものがなくなったわけではありません。
むしろ今、多くの人が向き合っているのは、
「思い描いていた人生と違った」
という種類のがっかりなのではないでしょうか。
仕事。
夫婦関係。
親子関係。
自分の生き方。
こうしたテーマには口コミもありませんし、検索しても答えは出てきません。
誰かと同じ方法を選んだからといって、同じ結果になるわけでもありません。
カウンセリングでお話を伺っていると、
「こんなはずじゃなかった」
という気持ちの奥にある悲しみや寂しさに触れることがあります。
一生懸命頑張ってきたからこそ。
期待していたからこそ。
がっかりすることもあります。
そして、その痛みは果物が甘くなかった時の残念さとは比べものになりません。
けれども私は、その気持ちを否定しなくても良いと思っています。
人生の中には、どうしても思い通りにならないことがあります。
期待していた形にはならなかったけれど、そこから新しい道を見つけることもあります。
小さながっかりが減った今だからこそ、私たちは人生レベルの大きながっかりと向き合う機会が増えているのかもしれません。
がっかりがなくなったのではなく、その重心が変わった。
そんなことを最近よく考えています。
そしてもし今、何かにがっかりしている自分がいたとしても。
それは人生に真剣に向き合ってきた証でもあるのかもしれません。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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