最近、自分を褒めましたか?

先日、「大人になると褒められなくなる」という記事を書きました。

褒められる機会が少なくなるのなら、自分で自分を認めたり褒めたりすることも大切なのではないか。

そんなことを書いたのですが、実はその後に思ったことがあります。

それは、

「自分を褒めるって、結構難しいよね」

ということです。

カウンセリングでも、

「自分の良いところが分からない」

「自分を認めるなんて無理です」

というお話を伺うことがあります。

でも私は、それは決して珍しいことではないと思っています。

なぜなら、私たちは小さい頃から反省することには慣れているからです。

テストで間違えたところを見直す。

失敗した原因を考える。

もっと良くする方法を探す。

そうやって成長してきました。

その力自体はとても大切なものです。

けれど、その一方で私たちは、

足りないところを探すことは得意なのに、できたことを見つけることはあまり得意ではありません。

今日できなかったことはすぐ思い出せるのに、

今日できたことは意外と思い出せなかったりします。

子どもに優しくできなかったことは覚えているのに、

毎日ご飯を作っていることは当たり前になっている。

仕事でうまくいかなかったことは気になるのに、

期限までにやり遂げたことは見過ごしてしまう。

そんなことはありませんか?

だから私は、

自分を褒めるのが苦手なのは、ある意味で当然だと思うのです。

急に「自分最高!」と思えるようにならなくても大丈夫。

最初から上手にできなくて当然です。

むしろ、今までやってこなかったことを始めるのですから、戸惑う方が自然かもしれません。

では、どうやって自分を褒めたらいいのでしょうか。

私がおすすめしたいのは、とても小さなことから始める方法です。

例えば、

  • 朝起きられた
  • 仕事に行った
  • ご飯を作った
  • 子どもの話を聞いた
  • 嫌なことがあったけれど一日を終えた

そんなことでいいのです。

「そんなの当たり前じゃない?」

と思うかもしれません。

でも、その“当たり前”を毎日続けることは本当は簡単ではありません。

もう一つおすすめなのは、

「褒める」ではなく「ねぎらう」から始めること。

「よく頑張ったね」

が言いづらければ、

「今日もお疲れさま」

でもいい。

「すごいね」

がしっくりこなければ、

「大変だったよね」

でもいい。

自分を無理に持ち上げる必要はありません。

まずは、自分がやってきたことに気づいてあげること。

認めてあげること。

そこからで十分だと思うのです。

もし今日、自分を褒める言葉が思いつかなかったとしても大丈夫。

それだけ長い間、自分に厳しくすることで頑張ってきたのかもしれません。

だから焦らずに。

まずは、

「今日もここまでやってきたね」

そんな一言を、自分自身にかけてあげませんか。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
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