バタフライエフェクトから考える、夫婦関係の「小さな一歩」

「バタフライエフェクト」という言葉を聞いたことはありますか。

これは、気象学の分野から広まった考え方で、複雑なシステムでは、ごく小さな違いが時間の経過とともに大きな変化につながることがある、というものです。

もちろん、「小さな行動をすれば必ず人生が変わる」ということを証明するものではありません。

でも、私はカウンセリングの現場で、この考え方と少し重なるような場面に立ち会ってきました。

例えば夫婦関係です。

「何をしても変わらない気がする。」

「もう手遅れかもしれない。」

そんな思いを抱えてご相談に来られるご夫婦も少なくありません。

もちろん、長年積み重なったすれ違いや深い傷つきがある場合は、小さな行動だけですべてが解決するわけではありません。

それでも、

「おはよう」と声をかけてみる。

「ありがとう」を一言添えてみる。

相手の話を最後まで聞いてみる。

そんな小さな一歩が、少しずつ夫婦の空気を変えていくことがあります。

人と人との関係は不思議なもので、小さな変化が相手の反応を変え、その反応がまた自分を変え……ということがあります。

私はカウンセリングの中で、そのような変化に立ち会ってきました。

だからこそ、「どうせ変わらない」と決めつけるのではなく、「今日できる小さな一歩は何だろう」と考えてみることには、大きな意味があるのではないかと思っています。

夫婦関係は、どちらか一人が劇的に変わることで良くなるとは限りません。

だからこそ、今日の小さな一歩を、お互いが少しずつ積み重ねていくこと。

その積み重ねが、数か月後、数年後に振り返ったとき、「あの頃から少しずつ変わっていたんだね」と思える未来につながるのかもしれません。

大きな変化を目指すよりも、まずは今日できる小さな一歩から。

その一歩が、未来の二人を支える大切な一歩になることを願っています。

あなたが、あなたらしくいられますように

小野 綾子
小野 綾子くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
くれたけ心理相談室 川崎支部
心理カウンセラー 小野綾子のブログです。
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