小さながっかりが教えてくれていたこと
前回、「がっかりすること」が減った時代について書きました。
今回は、小さながっかりが私たちに与えてくれていたものについて考えてみたいと思います。
例えば、
楽しみにしていたお店が臨時休業だった。
評判の良い商品を買ったのに、自分には合わなかった。
期待していた映画が思ったほど面白くなかった。
そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
その時は残念な気持ちになりますし、できれば避けたい出来事かもしれません。
でも今振り返ると、そうした経験の中で私たちはたくさんのことを学んでいたように思います。
まず一つは、「思い通りにならないこと」を受け入れる力です。
どれだけ準備をしても、どれだけ期待しても、現実は必ずしもその通りにはなりません。
そんな時に、
「残念だったな」
と感じながらも、
「じゃあ次はどうしようか」
と切り替える力。
実はこの力は、小さながっかりの積み重ねの中で育まれていたのかもしれません。
もう一つは、自分自身の好みを知る機会です。
口コミで高評価のお店でも、自分には合わないことがあります。
反対に、評判はそれほどでもなくても、自分にとっては大好きなお店になることもあります。
実際に経験してみることでしか分からないことがあるのです。
カウンセリングでも、「自分が何を好きなのか分からない」というお話を伺うことがあります。
そんな時、私は正解を探すことよりも、自分で体験してみることの大切さを感じます。
小さながっかりには、確かに不快さがあります。
けれどもその一方で、
「思い通りにならないことと付き合う力」
「自分らしさを知る力」
を育ててくれていたのかもしれません。
次回は、現代人が向き合う“がっかり”そのものが変化しているのではないか、という視点について書いてみたいと思います。
あなたが、あなたらしくいられますように

- くれたけ心理相談室(川崎支部)心理カウンセラー
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くれたけ心理相談室 川崎支部
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